頭と心をたがやして 豊かな学力を育む 特集号Vol.4

進んで学ぶ子
(知恵いっぱい)

思いやりのある子
(思いやりいっぱい)

元気でがんばる子
(元気いっぱい)

自ら学ぶ力を育む
 ○確かな学力
 ○意欲的に学ぶ力
豊かな人間性を育む
 ○豊かな感性
 ○豊かな心
 ○基本的な生活習慣
たくましく生きる力を育む
 ○運動の楽しさと体力向上
 ○健康で安全な生活を営む
  態度と資質

頭をたがやす 思考力・判断力を育む    
                     

 「○×問題や計算・漢字問題等はよくできるが、考え方を文章に書いて表す問題は成績が悪い」

 学力の国際比較の結果では、日本の子どもたちの学力はこのような結果がでているということです。確かに、自分の考えをすらすら言える子どもたちは少ないように感じますし、作文を書くときにも、何をどう書いたら良いか分からずにずっと悩んでいる子どもたちもいるようです。
 今行われている教育改革の中で、「人間力」という言葉が出てきましたが、この「人間力」を「生活に生きて働く学力」と捉えるならば、自分の考えを言えない子が多いという状況は、極めて深刻な問題であると言わざるを得ません。
 後谷小学校では、ご案内のように漢字や計算を確実にできるようにするために、、「習熟型の学習」を重視していますが、それとともに、思考力や判断力を育むために、「探究型の学習」も重視して指導しています。

心をたがやす 「ともだちのことで はんせいしていること
             がんばりたいと 思っていること
〜3年生の文章から〜        

    
わたしは、友だちとけんかしたとき、すぐにすなおに「ごめんね」と言えません。だから、友だちとけんかしたときは、すぐに「ごめんね」と言えるようにしたいです。

わたしは、ちょっとのことで友だちにきずつくことをいってしまいます。自分でも言いたくないと思っていても、つい言ってしまいます。だから、ちゃんと自分が思っていることを言いたいです。
 
わたしは、友だちと遊びたいと思っても、自分から「あそぼう」とときどきしか言えません。けれど、友だちが「あそぼう」と言ってくれるので、わたしも言えるようにしたいです。
 
ぼくは、よくけんかをしていじけることがあります。でも、それは、みんなにめいわくをかけることなので、やめたいです。

わたしは、友だちが何かわからなくて聞いてきたとき、いつも強く言ってしまいます。だから、これからは強く言わないで、やさしく言ってあげて、友だちをおこらせないようにがんばっていきたいです。

わたしは、人に教えてもらっているのに、もんくを言ってしまいます。小さい声でもんくを言ってしまいます。これからは、人にもんくを言いたくないです。

わたしは、ある友だちとよくけんかします。わたしは、ちょっとしたことでおこってしまいます。これからは、ちょっとしたことでおこらないで、ともだちとこれからも楽しくあそんでいきたいと思います。

ぼくは、友だちがいやがることを言ってしまうので、友だちをきずつけてしまいます。だから、友だちをきずつけてしまう自分をなおしたいです。

          

 最近思うことは、問題意識が大事ということです。自分の生活をみつめたときに、直さなければならないことがあっても、その問題に気づいていなければ、改善をすることができません。問題意識を持って初めて「直そう」と意識し、努力するようになります。こんな視点から3年生の文章を見ますと、まず、自分の問題に気づいていること、そして、その問題を解決したいという気持ちにあふれていることなど、成長への期待感が持てるすばらしいものばかりです。
 子どもたちは、「してはいけない」と思っても、「ついしてしまって後悔する」ということはよくあるものです。そんなことを何回か繰り返しながら、少しずつ大きくなっていくのが成長というものです。3年生の文章を読んで、子どもたちの「自分の欠点を直そう」という思いを大事にした指導を、一層心がけていかなければならないと改めて実感しているところです。
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5年生 三角形の面積の求め方の学習   

この三角形の面積をどのように求めたらよいのでしょう?

[考え方の例]

 まず、自分で求め方を考えて、互いに自分の考えを発表しあいます。友だちの発表の中から自分の考え方を確かめるとともに、自分とは違った求め方があることに気づいていきます。子どもたちが互いに考えを発表しあう中で、判断力や思考力が育まれていきます。

自分で考え判断する学習を重視する  上記の例のように、各教科ポイントとなる学習の場面では、判断力や思考力を重点的に育んでまいります。自分で判断し自分なりの考えをしっかりと持てるようにしていきたいと考えています。

自分の考えを文章に書いてまとめる  子どもたちが自分の考えをまとめるには、自分の考えを文章に書くことも効果的ですので、自分の考えを発表するときには、必要に応じて事前に自分の考えをノートに書かせる指導の工夫もしています。

日記を書く  本校では、子どもたちが日記を書くことも重視しています。日記を書くということは、「自分を見つめる時と場を作る」ことにもなります。ある文筆家は、「はっきりと言語化されない意識は、あいまいそのものである。すべての考えや感想は、言葉に置き換えられてはじめて明確なものになる」と述べています。日記指導を通して、自己理解、他者理解を一層図ることができますので、子どもたちの心をたがやすためには極めて有効な手立てと考え、実践してまいります。


特集号Vol3
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